
今日は駅弁から商品開発の戦略をみてみよう。
駅弁市場は激戦商品、つまり競合が多いといえる。
古典的な催事だが、人気は高い。
その駅弁を観察していると商品戦略の違いがわかり
おもしろい。
まず、主流が「ヒーロー・ヒロイン戦略」だ。
これは王道で、その地方で有名な圧倒的な食材または料理を
中心に駅弁をつくったもの。
だから、商品名を聞いたり、見ただけで、おおよそ中身の
察しがつくのが特長。
たとえば…
●いかめし(北海道)
●かにちらし寿司(鳥取県)
●味噌煮込み牛たんせいろ(宮城県)
二つめは「パッケージ戦略」だ。
これは、パッケージやネーミングにおもしろさなどが
感じられ、名前やパッケージを見ただけでは中身は想像できない。
たとえば…
●だるま弁当(群馬県)
●雪だるま弁当(新潟県)
そして最後が「一点突破戦略」だ。
これは、いわゆる弁当タイプのものではなく、押し寿司系のもの。
たとえば…
●ますの寿司(富山県)
「一点突破戦略」は隙間といえば隙間なのだが、これがなかなかの
くせもの。
駅弁関連の催事に行くと、弁当タイプのものを家族分購入し、
それにプラスして「一点突破タイプ」ものも購入してしまう。
つまり、弁当タイプは家族全員で分けることはできないが、
一点突破タイプは家族全員で分けることができるのだ。
弁当タイプは家族一人ひとりがそれぞれ食べて、
それにプラスして一点突破タイプのものを分けて食べる。
一点突破戦略タイプは、弁当のおかずになってしまうことと
家族全員で分けることができるから、くせものなんだ。
これはこれで、ニーズは大きいはず。
駅弁の商品戦略は、以上の3つが代表的なもの。
そして、僕が考えているもう一つの戦略が「おまけ戦略」。
駅弁業界も知恵を絞っていると思うのだが、遊び心に欠けている。
駅弁に気の利いた「おまけ」を付ける。
気が利いていて、コレクション性がなくてはダメ!
それも、中高年齢層にウケルおまけだ。
そのおまけも年に数回、季節によって変えていくことがポイント。
おまけと言ってもバカにできない。
本来、味で勝負なんだけど、もう味で優位性を保つことは難しい
のが現状だ。
駅弁業界の方、これを読んでいたら真剣に考えてみてよ…
